となりは何を読む人ぞ

起業家、専門家、マニアなど気になる人の読んでいる本を紹介しています。

起業家を見つめてきたキャリアカウンセラー矢倉由美子さんの人生の礎になるオススメ本。

気になるあの人の読んでいる本が知りたい!

今回の気になる人はキャリアカウンセラーの矢倉由美子さんです。

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キャリアカウンセラーとは、どのように働くのか?を通じてどのように生きたいのか問いかける職業です。と、矢倉さん。

あまり耳なじみのない職業ですが、ハローワークや大学の就職課などの就職相談員さんの中にもキャリアカウンセラーの資格を持つ方もいます。

矢倉さんは元々会社員で、産後復帰の際、子どもが保育園に入れず、期せずして退職。

なんとなく思い描いていたキャリアを積み重ねて社内で出世していく未来予想図が白紙になり、それからは専業主婦に。

慣れない育児や家事の毎日に、自身の社会的意義を見いだせず、相談したのがキャリアカウンセラーさんでした。

それをきっかけに、心がリセットされ自分もキャリアカウンセラーとして活躍する道へ……。

現在、矢倉さんはキャリアカウンセラーとして、女性の産後のセカンドキャリア相談や起業相談、そして企業での働き方改革の研修などの分野で活躍しています。

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そんな矢倉さんのオススメの本を紹介します!

 

■その幸運は偶然ではないんです!

その幸運は偶然ではないんです!

その幸運は偶然ではないんです!

この本のターゲットは「普通の人たち」です。「普通の人たち」がどうチャンスをものにし、自分自身の成功物語を構築していけるのか、実はそれこそがこの本が目指したところなのです。


こちょ:帯タイトル「もうキャリアプランはいらない」って、キャリアカウンセラーの立場!!

矢倉さん(以下敬称略):ホントに(笑) でも言い得て妙なんですよ。今の子どもたちの6割は今存在しない職業に就くと言われているんです。それはある意味、今までいい成績を取って大企業へ行くというようなロールモデルが通用しなくなってくるという事です。

こちょ:確かに!!「youtuber」や「ネットショップ店主」なんて私の小中学生時代は全くありませんでした!!時代の流れに学校教育はもう古いってことですか?

矢倉:いえ、基本的な学習は大切ですよ。けれど、それ以上に自分自身で考える力ますます必要とされてきます。今後のキャリアはテストでいい点数を取るだけでは保証がないんです。


こちょ:え~、じゃあこれからどうすれば……?

矢倉:気になりますよね?その打開策として有効なのがプランド・ハップンスタンスセオリーだと、この本の筆者が提唱しているんです。

こちょ: ぷらんどはっぷすたん……? 呪文?

矢倉:言いにくいですよね(笑) このセオリーでは、まず人生の8割が予想しえない方向に進むと仮定されているんです。つまり、人生の8割が偶然ってことです。

こちょ:確かに人生って予想通りいかない!!(笑)

矢倉:そうなんです(笑) でも、その偶然を味方につける考え方がプランド・ハップンスタンスセオリーです。

こちょ:偶然を味方につける??

矢倉:具体的に言うと、社会に出ると嫌な仕事や面倒な仕事だってあるわけじゃないですか。

こちょ:そうですね(遠い目)。

矢倉:でも、それをすることによって、得られる経験や、出会い、評価がくっついてきて道が開かれるとしたら、それもキャリアの形成に必要不可欠なツールだったりしますよね。要は、予期しない状況を楽しみつつ、小さなことにこだわりすぎないで積極的に行動することでキャリアを育てようってことです。

こちょ:この本に書いてある5つのスキルですね。

矢倉:「キャリアとは自身で計画し、それに合わせて綿密に職歴を積み上げて形成するもの」というキャリア論はもう限界なんですよ。

こちょ:確かに、私も学生の頃に思い描いていた方向とはずいぶん離れてしまっています。

矢倉:私も、このまま会社で働くのかなって思っていたら保育園問題で退職しましたし(笑) でも、今の方が楽しいですよ。常に試行錯誤ですけど(笑)

こちょ:矢倉さんも ぷらんどナントカセオリー実践中ですね!

矢倉:プランド・ハップンスタンスセオリーです(笑)

 

その幸運は偶然ではないんです!

その幸運は偶然ではないんです!

 

 

 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

世界をまたにかけて活躍するスーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意。それは1%の人、すなわち「100人に1人」のレアな人になることです。この本で紹介するたった7つの条件さえクリアできれば、誰でも1%の人になれます(「はじめに」より)。

 

矢倉:この本は、自分をレアカードにしてしまおうという本です。

こちょ:なんですか?そのポケモン的なレアカードって(笑)

矢倉:自身の希少性を高めて、この人にしか頼めないっていう人になろうって言うことです。

こちょ:えー、逆にハードル高そうですよ、それ。

矢倉:いえいえ、レアカードの作り方って意外と簡単なんですよ。皆と同じじゃなくて、まったく違うもの同士を掛け合わせてしまうんです。それによって今までにない目新しいモノが生まれるんです。

こちょ:なるほど!例えば電話とパソコン組み合わせてスマートフォン作るとか?

矢倉:そうそう!人の場合だと、同じ業界ではなく、違う業界に幅を広げれば広げるほど希少性は高まります。子育て主婦でお医者さんとかって珍しいけど相談しやすいでしょ?

こちょ:あー、小児科か婦人科に居て欲しいですね。その病院めがけて行きたい。

矢倉:そう思わせるのがレアカードなんです(笑) ゲットしたくなりますよね(笑)  この考え方を先ほどのセオリーと組み合わせると、偶然を味方につける大切さがより分かります。

こちょ:はぷすたんナントカセオリー!

矢倉:プランド・ハップンスタンスセオリーです(笑)

 

 ■ぼくをさがしに

新装 ぼくを探しに

 

ぼくを探しに

この魅力的で心にしみるイラスト物語が、地球の上で、花のように、風のように読まれ続けているわけ――を、あなたも見つけてください。

 
矢倉:この本は中学1年生の時に買った本で、今でも読んでいます。

こちょ:あ、見たことあります!有名ですよね!!

矢倉:この本はね、へこんだ時によく読んでいます。イタイとこ突かれるんですよ。

こちょ:へこんだトコにさらにイタイのを? まさかのマゾ宣言 (笑)

矢倉:違います(笑) こう、心の中を常に問われる本なんですよ。

こちょ:どん底までへこんで這い上がるように仕向けるタイプではなく、自己分析に走るタイプなんですね(笑)

矢倉:そうなんです!しかも、その時々の自分の心境で問いがまた違ってくるんです。

こちょ:シンプルな絵と文字だからいろいろな解釈ができますもんね。探し求めていたカケラを補完して完ぺきになった「ぼく」が、やっぱり違うって、そのぴったりしたカケラを捨ててしまって「足りない自分もスキ」で終わると思いきや、またカケラを探しに行くとか……

矢倉:ちょっとした問題提起ですよね。次の答えを見つけに行ったとか、完ぺきは気持ちいけれど、あえて不完全を欲してしまうとか……。

こちょ:さがしているフリをしているとか、足りない自分に酔っているとか……。

矢倉:正解はなくて、納得解をそれぞれに求めているおもしろい本ですよね。

こちょ:この過程も「ぼく」にとっては ぷらっどナントカセオリー!

矢倉:プランド・ハップンスタンスセオリーです(笑) 

 

新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに

 

 

キャリアカウンセラーとして、これからの子どもの未来へも考えを巡らせる矢倉さん。

子どもたちが生きやすい社会にするには、まず大人が広い視点を持ちつつ、人生を楽しんでいることも大切だと言います。

そんな考えが高じて、誰もがはばかることなく好きな事をして過ごせる場所を作りたいと、コミュニティカフェ「トトノエル」も運営。

互いの違いを楽しめる素敵な空間は、人とゆるりとつながりながら、ゆっくりと自分に向き合える場所に最適です。

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